前回に引き続き今回はVisual Studio Codeの拡張機能を使って必要な拡張機能をインストールしていきます。
前回までの内容は以下のリンクから参照してください。
・wsl2とubuntuのインストール
・UbuntuにGnuCobolとGnuDebuggerのインストール
VisualStudioCodeのダウンロード&インストール
まず、Visual Studio Codeをダウンロードします。
1.以下のブラウザへ行ってWindowsをクリックするとインストーラがダウンロードされます。
https://code.visualstudio.com/download
2.ダウロードされたインストーラーをダブルクリックするとインストールされますのでデフォルトのまま画面にそってインストールしてください。
※2023/09/02時点では「VSCodeUserSetup-x64-1.81.1.exe」
3.vscodeのパスを有効にするためOSの再起動をします。
VScodeで拡張機能のインストール
補足:拡張機能の検索策窓を表示するショートカットキー
Ctrl + Shift + X を同時押しすると「Extensions」の検索窓が左上に表示されますので、必要な拡張機能入力してをインストールします。
Japanese Language Pack for Visual Studio Codeのインストール
Visual Studio Codeのメニューを日本語表示します。(必要であれば)
・「Extensions」アイコンをクリック→検索窓に「Japanese Language Pack」と入力→「install」をクリック→「Change Language and Restart」をクリック
・Visual Studio Codeが再起動されると有効化され日本語表示に変わります。
wslの拡張機能のインストールとVscodeの連携
この拡張機能をインストールすると、VSCodeとUbuntuを連携しWindows から VS Code のターミナルを使用して、Subsystem(WSL) 上で実行される Linux(Ubuntu) を直接操作可能になります。
1.「Extensions」アイコンをクリック→検索窓に「wsl」と入力→「install」をクリックします。
2.ubuntuのターミナルからお好みのホルダを作成します。
私は、以下のように「test」ホルダを作成しました。
mkdir test #フォルダ作成
3.Vscodeのターミナル「wsl_ubuntu」もしくは「Bach」から以下のコマンドを使ってお好みのディレクトリへ移動
※vscodeにターミナルが表示されていない方はvscodeの「メニュー」→「新しいターミナル」をクリックすると下にターミナルが表示されますので、「ⅴ」をクリックして利用するターミナルを選択してください。
4.「code .」と入力後エンターキーを押します。
cd /home/ユーザー名 #ディレクトリ移動
code . #vscode-serverのインストール
するとLinux側に「VSCode Server」が自動的にインストールされ、Windows側のVSCodeがUbuntuと連携され新しいVscodeが表示されます。
・「親フォルダー’home’内のすべてのファイルの作成を者を信頼します」に「✔」
・「はい、作成者を信頼します」をクリックします。
GnuCOBOLの拡張機能をインストール
この機能をインストールするとGnuCobol(旧:opencobol)の言語をサポートします。
GnuCobolの予約語は公式のページで確認してください。
まずは、以下の手順で拡張機能をインストールします。
1.「Extensions」アイコンをクリック→検索窓に「GNUCOBOL」と入力→「install」をクリックします。
2.先程作成した「test」ホルダへ移動して、以下のコマンドを使ってファイルを作成します。
cd /home/ユーザー名/test #ディレクトリ移動
touch hello.cob #ファイルの作成
3.作成した空のファイル(heloo.cob)にお馴染みの「”Hello, World!”」を表示するプログラムを記載します。
000000 IDENTIFICATION DIVISION.
000010 PROGRAM-ID. HELLO.
000020 PROCEDURE DIVISION.
000030 DISPLAY "Hello, World!"
000040 STOP RUN.
最終行は必ず改行しててください。
以下のコマンドでコンパイルします。
cobc -x --free hello.cob
上記コマンドで、コンパイルができましたら以下のように入力して実行します。
./hello
以下のようにターミナルに出力されていればOKです。
user@DESKTOP-SQ1FG7D:~/test$ ./hello
Hello, World!
user@DESKTOP-SQ1FG7D:~/test$
補足
1.cobc はコンパイラ
2.-x オプションは実行ファイルを作成します
3.–free は自由書式で作成する際使用します
それでは、次回はいよいよデバックをしていきたいと思います。
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