プログラミング初心者必見!Javaのif文で四捨五入をマスターしよう

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If文とは

If文は、プログラムが特定の条件に基づいて動作を変えることができるようにするための構造です。具体的には、「もし○○ならば、△△をする」といった条件付きの指示をプログラムに与えるものです。

日常の例で説明

例えば、あなたが外に出かける前に天気を確認する場合を考えてみましょう。
・条件: 雨が降っている
・動作: 傘を持っていく
これは、次のように表現できます。
「もし雨が降っているならば、傘を持っていく」

If文の基本構文

if(条件1){
処理1
}else if (条件2){
処理2
}else{
処理3
}

簡単の例と説明

以下に、簡単なJavaのプログラムを示します。このプログラムは、与えられた数値が正の数かどうかを判断し、それに基づいてメッセージを表示します。

コード例

public class IfExample {
    public static void main(String[] args) {
        int number = 10;  // チェックしたい数値

        if (number > 0) {  // 条件: numberが0より大きいか?
            System.out.println("この数は正の数です。");
        } else {
            System.out.println("この数は正の数ではありません。");
        }
    }
}

出力結果

この数は正の数です。

説明

1.変数の宣言

int number = 10;

まず、numberという名前の整数型の変数を宣言し、10を代入します。

 

2.if文の開始

if (number > 0) {

ifキーワードの後に条件を書きます。この例では「numberが0より大きい」という条件です。この条件が真(true)ならば、次のブロックのコードが実行されます。

 

3.条件が真(true)の場合の処理

System.out.println("この数は正の数です。");

条件が真(true)であれば、このコードが実行されます。この例では、numberは10なので、条件は真(true)となり、「この数は正の数です。」と表示されます。

 

4.条件が偽(false)の場合の処理

} else {
    System.out.println("この数は正の数ではありません。");
}

条件が偽(false)であれば、elseブロック内のコードが実行されます。この例では、numberは0より大きいので、elseブロックのコードは実行されませんが、もしnumberが0以下だった場合、「この数は正の数ではありません。」と表示されます。

まとめ

if文は、プログラムが特定の条件に基づいて動作を変えるための基本的な構造です。日常の「もし~ならば~する」という考え方と同じで、プログラムに条件付きの指示を与えることで、より柔軟で賢い動作を実現します。

四捨五入を行うif文の例と説明

ここで、四捨五入を行うif文の例とその詳細な説明をします。

コード例

public class RoundingExample {
    public static void main(String[] args) {
        double number = 3.7;  // 四捨五入したい数値
        int roundedNumber;

        // 四捨五入の処理
        if (number - (int) number >= 0.5) {
            roundedNumber = (int) number + 1;
        } else {
            roundedNumber = (int) number;
        }

        System.out.println("元の数値: " + number);
        System.out.println("四捨五入後の数値: " + roundedNumber);
    }
}

出力結果

元の数値: 3.7
四捨五入後の数値: 4

説明

1.変数の宣言

double number = 3.7;  // 四捨五入したい数値
int roundedNumber;

numberという名前の小数を扱うためのdouble型の変数を宣言し、3.7を代入します。また、四捨五入した結果を格納するためのint型の変数roundedNumberを宣言します。

 

2.if文の条件

if (number - (int) number >= 0.5) {

numberからその整数部分を引いた結果が0.5以上かどうかを確認します。(int) numberは小数点以下を切り捨てた整数部分を返します。この例では、numberは3.7なので、(int) numberは3となり、number – (int) numberは0.7となります。

 

3.条件が真(true)の場合の処理:

roundedNumber = (int) number + 1;

もし条件が真であれば、整数部分に1を足して四捨五入された値をroundedNumberに代入します。この例では0.7が0.5以上なので、3に1を足して4となります。

 

4.条件が偽(false)の場合の処理:

} else {
    roundedNumber = (int) number;
}

5.結果の表示

System.out.println("元の数値: " + number);
System.out.println("四捨五入後の数値: " + roundedNumber);

元の数値と四捨五入後の数値を表示します。この例では、「元の数値: 3.7」と「四捨五入後の数値: 4」と表示されます。

Math.roundメソッドを使った四捨五入の例

Math.roundメソッドとは?

Math.roundメソッドは、数値を四捨五入して最も近い整数に変換するために使用される便利なメソッドです。Mathクラスに含まれており、以下の2つのバリエーションがあります。

  • Math.round(float a): 浮動小数点数を四捨五入して最も近い整数を返します。
  • Math.round(double a): 倍精度浮動小数点数を四捨五入して最も近い整数を返します。

基本的な使用方法

コード例

このプログラムは、Math.roundメソッドを使ったif文の例とその詳細な説明します。

public class MathRoundExample {
    public static void main(String[] args) {
        double number = 3.7;  // 四捨五入したい数値
        long roundedNumber = Math.round(number);

        System.out.println("元の数値: " + number);
        System.out.println("四捨五入後の数値: " + roundedNumber);
    }
}

 

出力結果

元の数値: 3.7
四捨五入後の数値: 4

説明

1.変数の宣言

double number = 3.7;

numberという名前の倍精度浮動小数点数を扱うためのdouble型の変数を宣言し、3.7を代入します。

 

2.四捨五入の実行

long roundedNumber = Math.round(number);

Math.round(number)を使用して、numberの値を四捨五入し、その結果をlong型の変数roundedNumberに代入します。Math.roundは四捨五入された最も近い整数を返します。

 

3.結果の表示:

System.out.println("元の数値: " + number);
System.out.println("四捨五入後の数値: " + roundedNumber);

元の数値と四捨五入後の数値を表示します。この例では、「元の数値: 3.7」と「四捨五入後の数値: 4」と表示されます。
詳細な動作
・Math.round(3.7)は3.7を四捨五入して4を返します。
・Math.round(3.2)は3.2を四捨五入して3を返します。
・Math.round(-3.7)は-3.7を四捨五入して-4を返します。
・Math.round(-3.2)は-3.2を四捨五入して-3を返します。

まとめ

Math.roundメソッドは、四捨五入を簡単に行うための標準的な方法です。特定の条件を自分でチェックする必要がなく、メソッドを呼び出すだけで最も近い整数に数値を変換できるため、非常に便利です。これにより、コードがシンプルで読みやすくなります。

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